個人手配で海外旅行って、難しそうな気がしますよね。
きちんと予約がとれるか、そもそもどうやって予約するのかわからない、ってことがあると思います。

私も今回初めて海外旅行の個人手配に挑戦しました。
そこで、今回初めて自分で飛行機やホテルの予約をし、香港ディズニーランドへ旅行に行った際の方法や注意点をまとめたので、お伝えします。
自分で航空券やホテルを予約し、プランを立てることができるようになると、旅の自由度があがります。
この記事では、海外旅行に初めて自分で予約していきたい方や、香港ディズニーランドに行ってみたい方の参考になればと思いますので、よかったらご覧ください。
なおこの記事は、2024年の体験をもとに作成しています。渡航や手配する際は、現地の最新情報を確認してください。
海外旅行手配①パスポートの取得
海外旅行に行くには、国際的な身分証明書となる、パスポートがなければいけません。
パスポートが必要な場面とは?
- 空港での出入国審査
- VISAやESTAなどの申請
- 国際線の搭乗やホテルのチェックイン
- 身分証明書の呈示を求められたとき
- 航空券の取得をするとき
渡航先によっては、VISAやESTAが必要であったり、航空券を取得する際に旅券番号を入力することがあるため、まずはパスポートを発行します。
パスポートの申請方法
パスポートは、住民登録をしている都道府県にある、パスポート申請窓口で発行してもらいます。
申請に必要な持ち物はこちら
- 一般旅券発給申請書(窓口にて入手可能)
- 戸籍謄本
- パスポート用写真
- 本人確認書類
- 住民票の写し(必要な場合)
書類を提出し、不備がなければ、旅券引換書を渡されます。発行が完了する日にちを確認し、パスポートを受け取る際にもっていきます。
受け取りの際には忘れずに持っていきましょう
- 申請時にわたされた旅券引換書
- 本人確認書類
- 手数料(10年間有効のパスポートは16300円/5年間有効のパスポートは11300円/子どもは6300円。お金を持参し、収入印紙と収入証紙を購入します。※価格は変動しますので、事前に確認しましょう。)
オンラインで申請できる場合もあるので、オンライン申請を考えている方は、お住いの都道府県のホームページなどで確認してみてください。
パスポート取得の注意点
発行までに時間がかかります
旅券発行窓口に行って書類を出しても、書類に不備があったりすると、書き直しが必要になったり、場合によっては写真の撮り直しが必要なこともあります。
パスポートは、発行までにおおむね2週間程度か、連休などではそれ以上かかることもあります。(2025年3月24日申請から、偽造や変造対策が強化されたパスポートになるため、以前よりも時間がかかるようになったそうです。)
窓口の混雑にも注意
大型連休前や長期連休前など、パスポートを取得する人が増える時期は要注意です。窓口で申請する人が多いと、待つ時間も多くなります。
また、自分や子どもの分のパスポートを複数発行するとなると、書類のチェックに時間がかかることも。
証明写真に不備がでやすいため注意
指示が伝わりにくい年齢のお子さんは、証明写真機では、うまく撮影ができない場合があります。
笑顔になってしまったり、顔が傾いたり、少しでも横を向いた写真は却下されてしまいますので、注意しましょう。真顔でとるのが意外と難しいです。
パスポートの申請は代理人でも可能だが、受け取りは本人がいかなければいけない
パスポートの申請をするときには、本人がいなくても、家族が申請をすることが可能です。
パスポートの有効期限、残りのページを確認する
渡航先や滞在期間、目的によっては、パスポートの有効期限が3~6か月必要になることもあります。
香港では、“パスポートの残存有効期間は、滞在が1ヶ月以内なら入境時1ヶ月+滞在日数以上。”とされ、VISAについても“90日以内の観光目的の滞在は不要”とされています。
引用:井垣達廣他「るるぶ香港・マカオ’25」,JTBパブリック,2024,p4
海外旅行手配②日程をきめる
日程を決める際には、いくつか考慮する点があります。
- 園や学校のイベントと重ならない日
- 仕事が休めそうな日
- 子どもの通院や健診などの予定がない日
- 現地の気候(乾季雨季、暑さ寒さなど)が合っている時期
- 行きたい場所の休園日をさける(香港ディズニーランドは休園日があることも)
- 春節や中国の大型連休などの混雑する期間に要注意
- 予算に合った航空券がとれそうな日
日本の大型連休や長期休暇を考慮することはありますが、春節など中国の大型連休に被ると混雑する場合がありますので、要注意です。
また、香港ディズニーランドへ行く場合は、休園日がありますのでご注意を。イベント開催中は、休園しないことも多いですが、香港ディズニーランドwebサイトやアプリで運営状況を確認するのがいいでしょう。
また、マジック・アクセス(香港ディズニーランドの年間パスポート)を使用したい場合は、ランクによっては除外日もあるので要注意。
3か月前から予定が公表されるので、運営スケジュールをチェックしてください。
海外旅行手配③飛行機、ホテルの予約
航空券と、ホテル、別々でとる場合もあれば、一緒に予約することもできます。
航空券予約
航空会社の公式サイトや、旅行代理店などのサイトから航空券を予約することができます。
今回は、いくつかのフライトと料金を比較したいと考えたので、Skyscanner(スカイスキャナー)というアプリを使い、飛行機の検索を行いました。
出発する空港と、行先、日程、人数などを入力して検索すると、いくつかの予約サイトと金額が提示されます。
自分の希望する出発時間・到着時間であるか、料金、航空会社のサービスや欠航する可能性、予約のキャンセルや変更が可能か、などを考慮し、航空券を予約します。
今回は、香港航空を予約しました。
香港航空の機内サービスなどについて、利用した感想が書かれた記事もありますので、よければこちらからご覧ください。


予約する際、とくに子ども連れの場合、急病などでフライトをキャンセルしないといけないこともおこりえます。
LCCだと、キャンセル料が戻らなかったり、場合によっては航空会社の都合で飛行機が欠航してしまう、という可能性もあるので、注意事項などをよく確認しておきましょう。
パスポートの名前とも合っているか、姓と名を入れ替えてしまっていないか、チェックしましょう。
予約が完了したら、予約確認メールやサイトアプリなどから、eチケット番号があるか確認します。
ホテルを決める
ホテルを決める際には、ガイドブックなどを参考に、おおまかな旅行プランを決めておくと、ホテルを決めやすくなります。
大体どのあたりに行きたいか、どんなホテルに泊まりたいかを考えておきましょう。
ホテル選び どうする?
公式ホテルに宿泊する場合、香港ディズニーランドの公式サイトまたはアプリから予約すると、連泊割引や、My Disney HKマジカルあるいはマジック・アクセスの割引や特典がもらえる場合があります。
さらに、客室をディズニーキャラクターのグッズでデコレーションしてくれるオプションもつけられるので、特別なお祝いや、好きなキャラクターで装飾してほしい場合はおすすめです。
公式サイト以外からも予約ができるので、比較して検討してみましょう。
3つの公式ホテルの特徴は?
香港ディズニーランド・ホテル
イギリスのヴィクトリア様式を取り入れた、豪華で落ち着いた雰囲気のホテル。王室や貴族をイメージさせる、高級感のある雰囲気が味わえます。




ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ
探検と夢がテーマのロッジで、オリエンタルな雰囲気のホテル。探検グッズも展示されており、細かな装飾のこだわりも楽しめます。




ディズニー・ハリウッド・ホテル
1900年代のハリウッド映画をモチーフにした、アール・デコ様式のホテル。青と白のカラーがイメージカラーで、おしゃれな雰囲気です。


今回は、こちらのホテルに宿泊しました。良かったら、ホテルの宿泊レポもありますので、ご覧ください。




海外旅行手配④お得なサイトでチケットを予約
香港ディズニーランド公式サイト以外にも、楽天トラベル観光体験、Trip.com、Klook、KKdayなど、香港旅行に使えるチケットサイトがあります。
旅行に関するアクティビティや、ツアー、ホテルなどを予約すると、公式価格よりもお得になることもあります。
今回は、Klookで各種チケットやバウチャーなどを購入しました。
購入したもの
- 香港ディズニーランド1dayチケット(大人2枚、小人2枚)
- 香港ディズニーランド アーリー・パーク・エントリーパス4枚
- 香港ディズニーランド ミールバウチャー(昼食+夕食、おやつ)
- 香港ディズニーランド・ホテル エンチャンテッド・ガーデン・レストラン キャラクターダイニング
- eSIM


他にも香港で使えるものとして、オクトパスカードやビクトリアピークトラムチケット、香港オーシャンパークチケット、ビクトリアハーバーナイトクルーズ、オープントップ観光バスツアー、香港摩天輪チケットなどもあります。
旅行の日程が決まっていれば、事前に購入すると、現地で購入する手間と時間を省くことができます。
海外旅行手配⑤香港ディズニーランドに行くならやっておきたいこと
My Disney HK アカウントに登録
香港ディズニー公式サイト、またはアプリから、My Disney HKアカウントに登録すると、ディズニーランド内のショップやレストラン、ホテルなどで、特典がうけられることがあります。
サイトは日本語表記になるため、英語や中国語がわからなくても大丈夫です。
登録は、姓、名、誕生日、国、メールアドレス、電話番号、パスワードなどを記入してできます。
香港ディズニーランドアプリの取得
香港ディズニーランドアプリは、パークで過ごす際にあると便利です。
アプリでできること
- チケットやパスの購入
- パーク営業日、マジック・アクセス除外日の確認
- マップの確認
- アトラクションやグリーティングの運営状況、休止、待ち時間(結構ずれあり)などの確認
- イベント情報のチェック
- ショースケジュールの確認
- モバイルオーダー
- 公式ホテルの予約や、レストランの予約 他


パークチケットを購入
パークチケットの種類はこちら。
- 1デーチケット
- 2デーチケット
- マジック・アクセス(1年間有効の年パス。シルバー、ゴールド、プラチナと階級があり、入園可能日や特典などが異なる)
チケットの購入場所はこちら
- 香港ディズニーランドアプリまたは公式サイト
- 香港ディズニーランド メイン・エントランス・チケット・ブースか、ゲストリレーション
- 公式ホテルのフロントデスク
- 楽天トラベル観光体験、Trip.com、Klook、KKdayなどのチケットサイト
- 旅行代理店 など
公式サイトやKlook(一部パーク来園予約が必要)では、予約時に来園日を登録するので、別途でパーク来園予約をする必要がありません。
マジックアクセスを購入したい場合は
- 香港ディズニーランドwebサイトまたはアプリから購入(英語または中国語のみ対応)。現地で購入画面と購入時のクレジットカードをもって、引き換え。
- 香港ディズニーランド ゲストリレーションにて購入(パスポートも必要)
- 公式ホテルで購入(パスポート必要)
ゲストリレーションにて、チケットのアップグレードも可能です。差額分の料金を支払うことで、1デーを2デーチケットにしたり、1デーや2デーチケットをマジックアクセスにすることもできます。
マジック・アクセスも来園予約を行いましょう。


海外旅行手配⑥海外旅行保険の検討
海外で病院に受診したり、治療を受ける場合、高額な医療費になってしまうといこともあります。他にも、さまざまなトラブルが起こりうることも想定し、海外旅行保険に加入しておくと安心です。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険もありますが、条件によっては保険が適応されないこともあります。
必要に応じて、海外旅行保険に加入しておくのが安心です。
海外旅行手配⑦海外旅行や香港でおすすめのアプリを取得
Skyscanner
飛行機の検索に使用します。こちらのアプリから、各予約サイトへ移行して、航空券を予約することができて便利。
Google翻訳
あらゆる言語を翻訳してくれるアプリ。文字入力で変換してくれたり、音声認識も可能。カメラ機能を使って、文面の翻訳も瞬時に行ってくれます。
香港では、広東語に加え、英語が通じますが、外国語に不安があっても、アプリがあると安心です。
香港ディズニーランドアプリ
香港ディズニーランドに行くなら、必須のアプリ。アプリ内は日本語に翻訳されて使うことができます。
オクトパスカード
香港の乗り物や買い物に使える電子マネーのアプリ。鉄道やバス、トラム、フェリーなどの乗り物に乗る際や、買い物の決済などに使える。
乗換案内 香港/MTR Mobile
香港の路線図や時刻を検索できるアプリ。電車での移動をするときに便利。
Uber
タクシーを配車するときに使うアプリ。乗車場所と行先を指定し、タクシーを依頼すれば、指定場所に来てくれます。事前に料金がわかり、クレジット決済もできるので便利。
Klook
アクティビティやツアー、チケットなどをお得に取得できるアプリ。予約して、現地でQRコードやバウチャーを提示する際にあると便利。
海外旅行手配⑧ネットを利用する方法を考えておく
海外にいったとき、インターネットが使えるか不安に思いますよね。
事前に手持ちの携帯のプランを確認したり、必要に応じてSIMなどを購入しましょう。
海外でネットを使うには主に以下の方法があります。
- 海外対応のWi-Fiルーターをレンタルする
- SIMカードやeSIMを購入する
- スマホの海外ローミング
- 現地のフリーWi-Fi
レンタルのWi-Fiルーターは、受け取りや返却の手間がありますが、説明書に沿ってルーターのWi-Fiにつなぐだけなので、設定が苦手な方におすすめ。
海外ローミングも、設定を自分で行うわないといけず、データ利用料によっては高額になることもあるため、あらかじめ設定などを確認しておくのがいいでしょう。
SIMは、SIMカードを入れ替えたり、eSIMも設定を自分で行う必要があるので、設定方法などは事前に確認する必要があります。
現地のWi-Fiも、香港ディズニーランドや公式ホテルではWi-Fiが使用できますが、接続は不安定ですし、セキュリティ面も心配ですよね。そのため、他の方法と併用する方が安心です。
今回、楽天モバイルの海外ローミングと、念のためeSIMを購入しました。
今回初めて設定したので、インターネットがつながっていない中、現地で手書きメモを見ながらなんとか設定ができました。
まとめ
今回は、子連れの海外旅行の手配について、注意点やポイントについてお伝えしました。
個人手配について、始めはよくわからないという方も多いと思いますが、実際に自分で旅行を計画して実行するためのヒントになればと思います。
さらに、実際香港へ子連れで行った際の体験をもとにした記事も掲載していますので、よろしければ参考にしてください。




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