香港旅行へ行くなら、どの航空会社の飛行機で行こうか、悩みますよね。
香港へは、日本航空やANA、キャセイパシフィックや香港航空、LCCの香港エクスプレスなど、様々な航空会社の飛行機が運航しています。
そして、値段を比較すると、日本航空やANA、キャセイパシフィックで行くよりも、香港航空は価格が抑えられ、さらには機内サービスも付いています。
そんな香港航空を利用してみて、実際に利用して感じたよかった点や、利用する際の注意点(特に子連れの方)についてまとめます。
香港航空を利用される方や、お子さまを連れて行かれる方の参考になればと思います。
香港航空とは?
- 英語名:Hong Kong Airelaines
- 拠点空港:香港国際空港
- 設立:2001年に中富航空として設立。 2006年に海南航空に買収され、香港航空として運行開始。
- 航空会社の位置づけ:フルサービスキャリア(FSC)
香港航空は、2006年から運航を開始した、フルサービスキャリアの航空会社。
日本(東京・大阪・福岡・札幌)と香港路線を運航しています。
キャセイパシフィック航空よりも、価格が安めで、香港エクスプレスよりは機内サービスがついている、フルサービスだけどリーズナブルであるのが特徴です。
実際に利用してよかった点
早めに予約することができればコストを抑えることができる
早めに予約することができれば、フルサービスキャリアの香港航空も、比較的安い値段で予約することができます。
例えば、LCCの香港エクスプレスを利用する場合、預け荷物なしで行くなら、比較的コストを抑えることができます。
しかし、預け荷物があるなら、追加で料金が発生します。
さらに、機内への飲食物の持ち込み制限があるため、機内で飲み物やおやつなどを購入する場合も、料金がかかります。
その点、香港航空なら、預け荷物や機内食も含まれていることが多いので、預け荷物や機内食代を含めたトータルで見ると、LCCとの差もそこまで大きくない場合もあります。
ただし、航空券をとるタイミングや、航路などによっては高くなる場合もありますので、ご注意ください。
子ども連れでも大丈夫 子連れ向けサービスは?
座席を利用しない幼児も預け荷物を預けられる
香港航空では、座席を利用しない幼児(2歳未満のお子さん)も、エコノミークラスでは23㎏の荷物1個まで預けることができます。(※2025年12月現在)
また、ベビーカーの預け荷物について、航空券を予約したときには、ベビーカーも無料で預けられると記載がありました。
しかし、最近確認したところ、ベビーカーの預け荷物についての明記がありませんでした。
車いすなどの移動補助器具は、受託手荷物に加え、無料で預けることが可能であるという記載はありますが、ベビーカーについて心配な場合は、お問合せいただけたらと思います。
もしもベビーカーを預けるなら、最大寸法203cm(長さ+幅+高さ)以内の制限を超える場合など、サイズによっては超過手荷物料金を徴収されてしまうことがありますので、ご注意ください。
今回ベビーカーを預け荷物にお願いしましたが、無料で預かってもらえました。
預け荷物にしたのですが、ターンテーブルではなく、飛行機から降りる際に通るボーディング・ブリッジのあたりにありました。(帰りには見落としてしまったので、わかりにくいことがあります。また、その時のサービスによっては置いてないこともありますのでご了承下さい。)
また、機内持ち込みの手荷物の範囲(56cm x 36cm x 23cm 、7kgまで)なら、機内持ち込みも可能です。
こちらに、機内持ち込み荷物の指定について記入します。
エコノミークラス
1個+小物1個
– 総重量許容量:7kg / 15ポンド
– 機内持ち込み手荷物サイズ
– 22x14x9または56cm x 36cm x 23cm (キャスターとハンドルを含む)
– 機内持ち込み手荷物サイズ
– 16x12x6または40cm x 30cm x 15cm(車輪と持ち手を含む、前方の座席の下に収まるサイズ)。
*小物には、小型ハンドバッグ、ラップトップバッグ、小型バックパック、カメラバッグ、ブリーフケースなどが含まれますが、これらに限定されません。
幼児の同乗者
ベビー用品
-チャイルドシート
– 機内食と紙おむつ(機内で使用するもの)
– 傘型の折りたたみ式ベビーカーまたは折りたたみ式ベビーカーで、機内持ち込み手荷物のサイズと重量の制限を超えないもの(機内に収納スペースがある場合)。香港航空 公式サイト「機内持ち込み手荷物」より:
我が家でも、以前、コンパクトにまとめられるベビーカーを持参したことがありましたが、搭乗口まで使えるので便利でした。
トイレにおむつ交換台あり
機内のトイレには、おむつ交換台があります。
ただし大型機ではない場合、すべてのトイレにおむつ交換台がない場合もありますので、その際はCAさんに確認するといいと思います。
ベビー用ベルトあり ベビーバシネットは機体によって
保護者の膝上で乗る場合、親のベルトに子ども用のベルトを通してくれます。
ベルトの着用法は、CAさんが教えてくれました。
また安全基準を満たす、指定のチャイルドシートを持参することも可能とのことでした。
利用したことはありませんが、体重11㎏以下のお子さんの場合、必要に応じてベビーバシネットを利用することも可能です。
各航空機で数に限りがあったり、機体によっては取り付けられない場合があることも。座席も取り付けられる席が指定されていることがあるため、搭乗48時間前までにカスタマーサービスに確認と予約をしておきましょう。
機内食もついている
機内サービスもあり、機内食や飲み物の提供もあります。
飛行機が離陸して、機体が安定したころ、大体離陸から30分後~1時間後くらいに機内食や飲み物が提供されます。
機内食は2種類の中から選べることが多かったです。
オムレツ&ソーセージ、パスタなど洋食系、親子丼や生姜焼きなど和食系、中華風の麺類が出たこともありました。
量的には多くはありませんので、少し足りないかな、と思われる方もいるかと思います。






キッズミールについて、リクエストを考慮したのですが、コードシェア便だったため、特別食がリスクエストできませんでした。
デザートは毎回出るわけではないのですが、アイスやチョコレートのデザートがついていることがありました。
このアイスとチョコレートは、とてもおいしかったです。


飲み物は、コーヒーやペプシ、オレンジ、リンゴジュース、アルコールなどの提供がありました。
以前はペットボトルの水を配布してくれていたのですが、今回搭乗した際は、希望した場合のみ配布してくれて、基本的には紙コップでの提供でした。は
場合によっては、ペットボトルがないこともあるので、小さいお子さんをお連れの方は、飲み物を準備すると安心。お子さんがのどが渇いた際にもぐずらなくて済むので、制限エリアで購入した水を持参してもいいかもしれません。
注意点は?
子連れはオンラインチェックインできない
香港航空では、出発の48時間前から90分前までの間、事前座席指定が可能なオンラインチェックインをしています。このサービスは、座席の指定、搭乗に必要な情報の登録を事前に行うことができます。
チェックインの際は、専用のレーンに並びますが、オンラインチェックイン済みの方専用のレーンは空いていることが多いので、早くチェックインカウンターに案内してもらえます。
ただし、オンラインチェックインを利用できない場合もあります。
オンラインチェックインをご利用いただけないお客様
- 車椅子ご利用のお客様、医療上の手伝いを必要とするお客様
- 保護者の付き添いのない12歳未満のお客様、乳幼児やお子様をお連れのお客様
- 予約クラスがIクラス又はEクラスのお客様
- 香港航空運航便以外をご利用のお客様
- 米国への乗り継ぎ便をお持ちのお客様
- 「851」で始まらない航空券をお持ちのお客様
香港航空公式サイト オンラインチェックイン、座席の選択|香港航空
乳幼児連れやお子さまがいる方は、オンラインチェックインができないため、チェックインカウンターにて手続きを行う必要があります。
手続きに時間がかかることがあるため、空港へは余裕を持って行かれることをおすすめします。
また、これまでは、オンラインチェックインができないため、私は事前に有料で座席指定を行ってきました。
しかし、2025年5月頃から、12歳未満のお子さんがいる場合は座席指定ができるようになったそうです。
制度が変更になる場合がありますが、2025年12月時点での香港航空公式サイトによると、12歳未満のお子さまや乳児と一緒の場合は、無料で座席指定ができるとの記載があります。
座席
同じ予約で12歳未満のお子様または乳児とご搭乗の旅客は、香港航空のモバイルアプリ/WeChatミニプログラム/モバイルウェブ版 (mw.hkairlines.com) を通じて、航空券予約/「マイ予約」の管理/オンラインチェックイン時に窓側/通路側/中央座席を無料で選択できます。
香港航空公式サイト Reserve_Seats
ただ、この情報を私は見落としてしまっていたので、事前の座席指定を有料で行ってしまいました。
そのため、無料で座席指定をしたことはないのですが、参考までに情報として載せておきます。
場合によっては事前の座席指定が有料になってしまうことがあるかもしれませんので、ご了承ください。
行きは乗っている時間も長め モニターなしのこともあるため暇つぶしアイテムを
搭乗時間について、東京→香港だと5時間20分くらい、帰りの香港→東京だと4時間5分と、行きの飛行機の方が搭乗時間が長いので、子ども達も飽きてしまいます。
機体によって、モニターはあったりなかったりですし、モニターがあっても、子ども向けのチャンネルが少ないこともあります。また、ぬりえやおもちゃなど、JALやANAにはあるような子ども向けのおもちゃや記念品もないです。


そのため、子ども用のおやつやおもちゃ、動画をダウンロードしたタブレットなど、子どもが飽きないようにする工夫が必要かと思います。
帰りの方は、機内食を食べたり、旅の疲れもあって体を休めているうちに、あっという間につくような感じがします。
どちらかというと行きの飛行機では、おもちゃなどを多めに仕込んでおくのがいいと思います。
こちらの記事に、子連れの方向けに機内での暇つぶし対策などについて紹介しています。よかったら、こちらも合わせてごらんください。

シャトルでの移動あり 搭乗ゲートへの移動は早めに
香港国際空港では、飛行機を降りてから入国審査に向かうとき、あるいは出国手続きをしてから搭乗ゲートへ行くにあたって、シャトルを利用して移動します。

このシャトルで、2駅ほど移動する必要があります。
特に、帰りの飛行機に乗る際は、搭乗ゲートにぎりぎりに行こうとすると、シャトルの時間もかかるので要注意。
基本は英語での対応
CAさんや、チェックインカウンターでのやりとりは、基本的には英語。
日本からの出発前のカウンターは日本語で対応してくれますが、飛行機にのったら基本的に英語になります。
CAさんの中には、少し日本語を話せる方や、まれに日本人CAさんもいますし、航空会社の方も親切に対応してくれます。ただ、基本的には英語での対応になるので、困ったことがあった場合などは英語でやりとりしないといけないことも。
また、カスタマーサービスへの電話や、メールでの問い合わせも、基本的には英語対応です。
そのため英語での会話に不安がある場合には、翻訳アプリをもっていくことをおすすめします。
まとめ
今回は、香港航空を利用して感じたよかった点と、注意点についてまとめました。
フルサービスキャリアなのに、価格を抑えたいときには、コスパがいい香港航空。
利用を検討されている方の参考になればと思います。
このほか、香港旅行に関連する記事はこちらをご覧ください。

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