毎年秋から冬にかけて、インフルエンザが流行しますよね。
小さなお子さんは、集団生活の中でマスクなく生活していることも多く、濃厚接触することもあり、インフルエンザにかかってしまうこともありますよね。
家族にも感染し、そうなると子どもも親もかなり大変。
そんなインフルエンザ流行時期にやっておくといいことや、もしかかってしまったときにやっておくといいことについて、3児の母&看護師・助産師勤務経験ありの私がまとめました。特に小さいお子さん連れの場合はチェックしてみてください。
①感染対策をする
家の中にウイルスを持ち込まない
手や顔についたウイルスを持ち込まないよう、手洗いや顔洗い、うがいをする。
衣類や身体にウイルスが付着しているため、帰ったら着替える。
なので、なるべく帰ったらすぐにお風呂に入るというのも手です。
また、感染が流行している場合は、なるべく人混みに行かない、お友達の家の行き来は避けるのが無難です。
必要に応じて予防接種を検討
自治体によっても異なりますが、有料、あるいは一部補助を受けて、インフルエンザの予防接種が受けられます。
厚生労働省の公式サイトには、インフルエンザワクチンの効果について、以下の記載があります。
現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
厚生労働省公式サイト インフルエンザワクチン(季節性)|厚生労働省 より引用
人混みになるべく行かない 行くときにはマスクを着用する
テーマパークやライブなど、人が密集する場所やイベントはなるべく避けるのが安全です。
特に、インフルエンザなどの流行の注意喚起がなされているタイミングで人混みに行く場合は、マスクを着用したり、こまめに手洗いうがいをするなど、体内にウイルスが侵入するのを抑えることが大切です。
②感染に備えてストック&物品準備
看病に必要なものをまとめ買いして備える
インフルエンザやコロナ、ノロウイルス感染症では、家族がかかると、次から次へと家庭内感染がおこる場合がよくあります。
そのため、感染対策に使うマスクや消毒などのストックのほか、万が一家庭内感染がおこって買い物に行けなくなってしまったときのために、食料品や日用品もスっ得しておくと安心です。
- 大人用マスク、子ども用マスク
- 手指消毒剤
- ウェットシート
- 除菌シート
- 使い捨て手袋(嘔吐の処理など)
- ハイター
- ポリ袋
- おむつ、おしりふき(下痢をしやすいことがあるため)
- 冷えピタ
- スポーツドリンク(水分、電解質の補給用に)
- ゼリー飲料
- 保存がきく食べ物(缶詰、パックごはん、カロリーメイト、じゃがりこ、アイス、冷凍うどん、冷凍パスタなど)
- やわらかティッシュ(肌に優しいタイプのティッシュ)
- ストロー
上の持ち物を常備しておくと、いざ買い物に行けないときにも重宝します。
特にインフルエンザでは、使用してはいけない解熱鎮痛剤の種類もあるため、基本は受診して処方してもらうのが安全です。
また、感染症では、寒気がすることもあります。「温かい毛布」「長袖長ズボン」なども、洗濯や天日干しして、早めに準備しておくと、いざというときでもすぐに使えます。
③基本的な生活習慣を整える
よく食べる よく寝る
基本的な生活習慣を整えておくことは、免疫を高める上でも特に大切です。
しっかりと食事をとること、しっかりと睡眠時間をとること。そして適度な運動やストレス発散をすること。
旬のものを食べたり、免疫を高める食べ物(豚肉やきのこなど)を食べたり。体に必要な栄養をしっかり取ることで、感染症から身を守るための免疫力を高めるのも大切です。
また、インフルエンザに対する、紅茶の有効性についての報告もあり、毎日のお茶タイムには紅茶を取り入れるのもおすすめです。
(参考:Topics01 インフルエンザ | 紅茶Labo. | 日本紅茶協会、20190116_mitsui-norin.pdf)

それから体の免疫機能を落とさないためにも重要なのが、とにかく寝ること。
「あれ?ちょっとのどがいがいがするな」「なんか疲れやすい、いらいらしやすい」というときは、とにかくたっぷり寝て、しっかりと疲れを取ります。
④感染に気付いたら適切なタイミングでの受診
しっかりと予防していても、全然意味なかったーというくらい、家族1人がかかったら、次々に発症してしまうこともありますよね。
インフルエンザに伴い、熱性けいれんを起こしやすいといわれており、万が一けいれんを起こした際は、緊急の受診の必要があります。また、呼吸が苦しそうであったり、意識がはっきりしない場合なども緊急受診が必要です。
しかしそれ以外の場合、インフルエンザの検査は、一般的には発熱から12時間以上経過し、48時間以内までとされています。
早すぎても検査で偽陰性になってしまいますし、遅すぎても必要な治療ができないこともあります。
- 定期的な体温チェックと症状の経過(咳の様子、鼻水や痰の性状や色など)をメモする
- かかりつけ医のホームページなどで、発熱時の受診方法について確認する
- 必要に応じて病院の予約を取り、受診する
体温を測るおすすめのタイミングは、症状が出始めて数日は、朝・昼・夕・夜とこまめにはかると、経過がわかりやすいです。このほか、熱が上がって辛そうなときに測ると、解熱鎮痛剤の使用の目安もわかります。

受診する前に注意したいこと
ホームページで受診する際の注意事項や、受診方法を確認しておきましょう。
また、診察や検査、吸引などの処置をすると、嘔吐したり、気分不快をおこすことがあるので、受診する前は、なるべく飲食は控えておきます。
受診する前には、トイレを済ませたり、おむつ交換を済ませたり、すぐに診察できるように支度をしておくと安心です。
⑤通園・通学しているなら 登園・登校の目途を確認する
インフルエンザにかかってしまった場合、集団生活をしている場合、最低でも発熱した次の日から5日は自宅で療養する必要があります。さらに、解熱して2日(幼児は3日)は最低お休みが必要。
園や学校に提出する書類を確認したり、病院での説明を必ず確認しておきます。
あとは、病院の受診が終わったら、園や学校に診断などについて連絡しておきましょう。
⑥自宅療養で大切な服薬管理と水分・使用補給
正しく内服をさせる
受診して内服薬をもらったら、指示通りに正しく内服します。
特に、家族で同時に感染した場合は注意が必要。薬の量が子どもによって異なったり、内服するタイミングが、薬ごとに違う場合もあります。
- 内服する人
- 内服する時間(抗ウイルス薬と、去痰剤などの風邪薬では、内服のタイミングが異なる場合もあるのでよく確認を!)
内服管理用のボックスに入れたり、ウォールポケットにいれるなど、内服確認をしやすいように管理するのもひとつの手です。
解熱鎮痛剤を利用する場合、1日に使える回数や、投与できる間隔が決まっていたり、発熱の場合は使用目途が決まっているものもあるので、利用するタイミングを確認しましょう。
解熱鎮痛剤を使用したら、使う前の体温、使った時間と、使った後の変化(熱は落ち着いたか、お子さんは眠れているか、副作用などはないか)などもメモしておきましょう。
栄養バランスは考えなくて〇 食べられるものを食べられるだけ 水分はこまめに
かなり食欲も落ちてしまい、なかなかごはんやおかずは食べられないことも多いです。
高熱が出ていると、うどんや、おかゆもなかなか厳しいところ。
ゼリーやヨーグルト、すりおろしりんごなど、とにかく口当たりがさっぱり、食べやすいものを摂取できればOK。
発熱に伴い、汗をかいたりのども乾くので、こまめに水分も補給します。
元気になって食欲が出てきたら、お子さんの食べたいものや、消化にいいものを食べさせてあげるようしましょう。
⑦子どものそばを離れない工夫をする
ケアグッズはまとめてボックスへ
家族が感染したら、ケアグッズをまとめて近くに置いておくと何かと便利。
大人用と子ども用のマスク、手指の消毒(ポンプ式のものは、蓋の開閉の手間がなくて便利)、アルコールシート、体温計、メモ帳とペン、嘔吐用の袋(咳でむせこんで吐いてしまうことがあるため)、ポリ袋、手袋、飲み物、ティッシュなど。
あとは必要に応じて、おむつや着替え、おしりふき、おむつシートなど、身支度グッズなども置いておきます。
あき発熱ももちろん大変ですが、発熱が落ち着いてくると、今度は特に夜間の咳がひどくなることも。必要に応じて、バケツや防水シーツなど、嘔吐した時の対策をしておくと安心です。


感染した家族は目の届くところにー施錠をしっかり
感染拡大を防ぐためにも、なるべく隔離も必要ですが、一人きりにはしないようにします。
夜も、子どもは、高熱で起きたり、水分補給したりすることもありますし、特に小さいお子さんはけいれんのリスクなどもあります。
こまめに様子を見てあげる必要もあります。
一緒に休むときには、マスクをして、感染防止をしながら休むようにしましょう。
こまめに換気(必ずお子さんの様子は見ている)したり、空気清浄機を利用して、部屋の中にウイルスが滞在しないようにします。
⑧看病はとにかく大変 体力的にもメンタルもやられる
発熱や咳、鼻水などで、子どもがなかなか寝付けなかったり、けいれんしないか、薬の影響などはないか、などで心配になったり。
子どものことが心配、そして自分の体調もなんだかイマイチ。
そんなことが続くと、メンタルにもだいぶきます。
まずは、身体の不調の原因について、一度受診をしておくといいと思います。発熱はなくても、肩や首の痛みが起きたり、のどが痛かったり。明らかに発症していなくても、感染している可能性もあります。
自身の体調の変化に早めに気づき、早めに対処することも大切です。
⑨解熱しても待機期間中はゆっくりお家で過ごす
無事に発熱のピークが過ぎ、解熱したらほっとしますよね。
でも、解熱してから2日(幼児は3日)は自宅で療養を続けます。このとき外に出たり、元気いっぱい遊びすぎると、身体が疲れて症状がぶり返すこともあります。
まだまだ体はウイルスに抵抗している最中ですし、発熱したり、咳や鼻水でかなり体力も消耗しています。
元気になっておもいきり遊びたい気持ちもありますが、ここはゆっくり過ごすのが大切。



動画だけでは、飽きたり、夜眠りにくくなったりすることも。静かに遊ぶことができる、折り紙、粘土、オセロやパズル、LEGO®をしたり、夕方以降は絵本の読み聞かせなどをして、ゆっくり過ごしました。
まとめ
感染症に気を付けていても、この時期はだれしもがインフルエンザにかかるリスクがあります。
インフルエンザにかかると、体力的にも精神的にもつらいですし、仕事がある場合は、仕事の調整をしたりと、なにかと大変です。
もしもかかってしまった場合は、お子さんが食べたいものや飲めるものをあげながら、症状が落ち着くまで無理せずゆっくり過ごしましょう。








